Dizzy

ナイトメア( NIGHTMARE ) Dizzy歌詞
1.Dizzy

作詞:RUKA
作曲:RUKA

See,it's the end.
There is nothing ahead from here.
Everything will become undone.
We shall dive into reflected stars.

これはまるで 空想
どこかで見た 幼稚な映画のような
粒子の粗い 空には
感情のない灼熱の太陽 揺れる

ノイズ混じり 混線
意味をもたない四色は消えていく
モノクロームの向日葵
凍えるような 八月の始まり始まり

秒刻み チックタック脳が揺れる
崩れた 夢=ガラクタの街で

廻れ 廻れ もっと早く
何も見たくないから
空に走り出した
止まれないジェットコースター
彼方 数多(あまた) 星が線に
優しく包み込んで
意味がなくなった この身体を

天に広がるあの日と同じ
夏空 落ちる流星
ちぎれかけた遠い記憶の
フィルムをそっと巻き戻す

遥か遥かずっと先に
輝くあのポラリス
君と手を伸ばした
かけがえのない時間も
悲しいほどに無色透明で
泣くことさえできない
悪夢だと知った

廻れ 廻れ もっと早く
何も見たくないから
空に走り出した
止まれないジェットコースター
彼方 数多(あまた) 星が線に
優しく包み込んで
意味がなくなった この身体を

空 浮かんでる
金色のEye
覗き込んだら
兎笑う カタストロフィー


2.I'm High Roller

作詞:咲人
作曲:咲人

ウジウジ型思想に グッバイ
雁字搦めの うだつの上がらない僕
もしも生まれ変わったら…とか
予定調和のバラエティより くだらない

熱帯びる身体で 魂賭けてBET

ダイスは舞い踊る 運命を背負って
一度限りの人生(ゲーム) 生きるか死ぬか 分かれ道

街を歩くカード 並ぶコイン
浮かぶ景色は チップで出来た摩天楼
僕らはそれらのひとつひとつ
ちっぽけな手に それなりの夢握って

くまなく駆け巡る 静脈にアルコール

ダイスは舞い踊る 運命を背負って
一度限りの人生(ゲーム) 甘い誘惑
ああ僕は蝋になった ドロドロとろけて
なんもかも混ざり合って 快感の渦に呑まれる

天国か地獄か 響くファンファーレ

Yes, I am just High Roller 迷いの文字はない
止め処無いアドレナリン 溢れるドーパミン
ああ僕は雲になった フワフワと浮かんで
重力はどこへ行った? 夢見心地が止まらない

ダイスは舞い踊る 運命を背負って
一度限りの人生(ゲーム) 生きるか死ぬか 分かれ道

藻掻いたって 足掻いたって 踊ったって
神か悪魔か絶対者の手の中?


3.Killed in summer

作詞:咲人
作曲:咲人

ゆれる 君と空気と陽炎が 今にも消えそうで
ほらね 夏の終わりのプレリュード 僕はもういらない 殺して…

刺すような陽が ギラギラと輝く 青い悪魔が笑う
どこへ逃げても どこかへ隠れても 僕を見つけ出して

君と同じだ 怖いくらい 見えないように 息を殺す

見え透いた嘘 モザイクまみれ 柔らかな皮膚 触れて
喉から肺へ 呼吸は熱く 苦しさに喘いでいる

そして 君と空気と陽炎が 首にまとわりつく
それは 太陽熱のカンツォーネ 言葉はいらない

刺すような目に ちりばめられた星 僅か濁る奥は

宙(そら)と同じだ 怖いくらい 吸い込まれそうで 顔をそらす

寂しいだけで 君と交わした 空っぽの心で
思えば君は 僕と似ている 少し哀しいね

嫌いだと言って 好きだとも言って 頭が割れそうで
喉から肺へ 呼吸は熱く 苦しさに耐えられない

愛を歌う その声は 聖者果てはピエロか
肌をつたう 水滴は 涙か血液か

ゆれる 君と空気と陽炎は 壊れて消えたまま
今も 夏の終わりのマドリガル 僕はもういない